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ー 心療内科 ー

心療内科

うつ病

うつ病とは

うつ病は気分が強く落ち込み憂鬱になるなどの精神的な症状とともに、眠れない、食欲が出ないなどの身体症状が現れます。原因ははっきりしていませんが、身体的、精神的なストレスが原因で発生しやすくなります。

・うつ病の症状

うつ病の基本的な症状は、抑うつ気分、興味や喜びの喪失、食欲や睡眠の障害、疲れやすさ、集中力の低下などです。身体の不定愁訴や精神病症状、被害妄想などが認められることもあります。 も見られます。

・うつ病の原因

うつ病は遺伝的要因と環境要因が関与する他因子疾患です。親族にうつ病の方がいるとうつ病の発生は2〜3倍上昇すると言われていますまた、人間関係やストレスの影響も大きいです。

・うつ病の影響

うつ病は女性に多く見られ、女性ホルモンの影響や社会的役割の格差が原因とされます。平均初発年齢は20-30歳で、若年層に多いです。その他、養育体験やストレス、トラウマ、性格傾向などが危険因子とされています。

・うつ病の危険因子

うつ病はストレスが引き金となることが一般的です。特に、喪失感や環境の変化、人間関係の問題などがリスク要因とされます。経済的困窮や持病なども、うつ病を引き起こす可能性があります。

・うつ病の治療

うつ病の治療には休養、薬物療法、精神療法があります。通常は複数の方法を併用します。休養は特に重要で、「やらなければならない」と思うことを最小限にし、休むことを優先しましょう。

①休息
うつ病の治療を考える前に、まず心身の休養を確保しましょう。自宅で過ごしたり、必要に応じて入院環境を利用することもあります。
ストレスから離れた環境は再発予防にも役立ちます。治療法には薬物療法と精神療法があります。
また、軽い有酸素運動もうつ病の症状緩和に効果的です。

 ②精神療法
認知療法と対人関係療法は、うつ病に対して効果的な精神療法の一つです。認知療法は悲観的な考え方を修正し、問題解決を支援します。対人関係療法は、対人関係の問題を解決してうつ病の治療を行います。特に、親しい人間関係や役割の変化などに焦点を当てます。

 ③薬物療法
主に使われる治療薬は抗うつ薬です。効果が現れるまで時間がかかるため、主治医の指示に従って継続して服用してください。薬の増減や中断は自己判断せず、主治医との良好なコミュニケーションが重要です。うつ病には身体の症状も現れるため、適切な治療薬を併用することもあります。

不安神経症

不安神経症とは

不安神経症とは自分の身体機能や生存に対する不明瞭な不安がつきまとい、日常生活に支障をきたしてしまう疾病です。

・不安神経症の症状

この疾患は不安が直接的に現れることが特徴で、対象がはっきりしない自身の身体機能や生存に対する不明瞭な不安が主な症状です。自律神経失調症状として、動悸や頻脈、呼吸困難などが多く見られます。また、落ち着きがない、疲れやすい、集中力が低下するなどの症状があり、これらの症状のうち3つ以上が出る場合に診断されます。

・不安神経症の原因

原因ははっきりしませんが、性格や遺伝、ストレスなどの環境的な要因が複雑に関与しています。

・不安神経症の影響

全般性不安障害の人は、お金や将来の不安にコントロールできず、常に心配が続きます。これにより、眠れなくなったり、食事が進まなくなったり、うつ病を併発することもあります。また、身体的な緊張から頭痛や肩こりなどの症状が出ることもあります。

・不安神経症の治療法

不安神経症の治療としては、精神療法や薬物療法が挙げられます。

 

 ①精神療法
十分な休養と環境調整に加えて薬物治療を組み合わせることで、うつ病は回復することができます。精神療法は、原因となったストレスに対処し、調子の良い状態を維持し、再発を防ぐために行われます。

 ②薬物療法
治療には休養が重要ですが、症状が苦痛で休養が難しい場合もあります。また、薬物療法は脳の機能的不調を改善し、症状を軽減するために行われます。

神経症

神経症とは

神経症の症状は多岐にわたり、恐怖、不安、パニック発作、強迫観念、抑うつなどが代表的です。息切れ、動悸、吐き気、頭痛、腹痛、自律神経失調などもあります

・神経症の原因

神経症は、ストレスによって引き起こされる心の病気で、誰にでも起こり得ます。社会への適応が難しく、様々な症状が現れます。弱い性格の人は、小さなストレスでも神経症になりやすく、強い人でも大きなストレスで罹ることがあります。 例えば、病気、夫婦関係や嫁・姑の問題、近親者の死、災害、受験、仕事上の悩み、学校でのいじめ、環境の変化など原因は人によって様々です。逆にいうと、その原因が解消すれば、自然と神経症も治まることが多いのです。

・神経症の頻度

神経症(最近では不安障害とも呼ばれます)は最も頻度が高いこころの障害で、一般的に人口の10%以上に影響します。主に10代後半から40代に発症が多いです。

・神経症の影響

不安障害(不安神経症・強迫性障害)は、過剰な不安や恐怖が日常生活に支障をきたす状態です。ストレスや疲れがきっかけで感情のバランスが崩れ、理由に不釣り合いな不安や恐怖が持続します。

・神経症の危険因子

神経症の発症には遺伝的な影響もありますが、より重要なのは性格的要因です。内向的で自己内省的、小心で敏感、完全主義や理想主義、負けず嫌いなどの特徴があります。これらの性格的特徴が組み合わさることで、心の葛藤が生じやすくなります。

・不安神経症の治療法

神経症の症状は一時的に誰にでも生じる可能性があります。症状が気になる場合は、独りで抱え込まずに専門の医師に相談してください。受診が治療の第一歩です。当院では漢方薬なども用いた治療を行っており、心身の不調の回復をサポートします。お気軽にご連絡ください。

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